Jojo Mayer | ジョジョメイヤーのドラムシューズにレザーソールが貼ってある理由とは?
皆さんはJojo Mayerのドラムシューズ(靴)について、ご存知でしょうか?
Jojo Mayerの高速フットワークを支えているのは、テクニックだけではありません。
実は、Jojo Mayerのドラムシューズの靴底には、レザーソールが貼ってあるのです。
なぜ、Jojo Mayerはこのような工夫を施してあるのでしょうか。
Jojo Mayerの教則DVD第2弾" SECRET WEAPONS FOR THE MODERN DRUMMER - PART II "で、その理由・背景が明かされています。
今回は、Jojo Mayerのドラムシューズの秘密を紹介し、ドラマーにとって最適なドラムシューズ選びに関するヒントを探ります。
ドラムシューズも、楽器・機材の一部
ドラマーの中には、「素足」で演奏するプレイヤーと、「靴」を履いて演奏するプレイヤーがいます。Jojo Mayerは「靴」を履いて演奏するプレイヤーです。
靴といってもスニーカー、ブーツ、ローファー、パンプスなど色々な種類があります。
なぜ、Jojo Mayerは、ドラムシューズとしてスニーカーを愛用しているのでしょうか?
その理由は、以下のとおりです。
- 子供の頃からスニーカーを履いてドラムを演奏していたから(慣れ)
- スニーカーは、全世界どこでも手に入り、アクシデントの際も現地調達が可能
Jojo Mayerは、ドラムシューズをスティックと同じように楽器・機材の一部として捉えており、シンプルかつ調達・メンテナンスが容易であることを選定基準としていることが伺えます。
靴底のレザーソールが、摩擦とパワーロスを軽減
次に、Jojo Mayerがドラムシューズの靴底にレザーソールを貼る理由を紹介します。
Jojo Mayerは、「足」も「手」と同様のテクニック、奏法を行うことが出来るという持論を展開しています。しかし、足の場合は、ドラムシューズとペダルという2つの楽器をコントロールする必要があります。ドラムシューズとペダルの間に摩擦が発生してしまうと、フットワークの乱れやパワーロスなどの原因につながります。
Jojo Mayerは、昔のジャズドラマー達が革靴を履いて演奏していたことからヒントを得て、ドラムシューズの靴底にレザーソールを貼り付けることで、この問題を解決しました。
まとめ:フットワークで悩んでいる人は、薄底のドラムシューズを試してみる
今回は、Jojo Mayerのドラムシューズの秘密に注目してみましたが、いかがでしょうか。
ドラマーの皆さんの中で、フットワークがなかなか上達しないと感じている人や、キックの音量が小さくて悩んでいる人がいたら、薄底のドラムシューズを試してみてください。
厚底のスニーカー、フットサルシューズやテニスシューズなど靴底が滑りにくい靴は、高速フットワークや細かいパッセージを演奏するのには、あまり向いていません。
ドラムシューズをスティックと同じように楽器・機材の一部として捉えると、演奏ジャンルや表現方法によって、最適なものを選ぶという考えを持つことも大切です。
ところで、スニーカーの靴底にレザーソールを貼り付けた、Jojo Mayerのドラムシューズが、どのようなものなのか気になりませんか?
私tak355は、DVDの内容をもとにJojo Mayerのドラムシューズを自作してしまいました。
次回の記事では、自作に至るまでの経緯と掛かった費用等をまとめています。