JoJo Mayerのインタビュー: I'd Hit That Podcastの内容まとめ
新しいJoJo Mayerのインタビュー動画を発見したので、気になった内容を抜粋してまとめておく。
1時間弱のインタビューなので、内容を把握するのが大変だったが、JoJo Mayerのインタビューに興味がある人がこの記事をチェックして、少しでも役に立てば幸いである。
NYでドラマーとして生活するためには?
JoJo Mayerは、NYでドラマーが生計を立てる方法として2つの生き方”in-town guy”と”out-town guy”の生き方を挙げている。
- in-town guyとしての生き方 ~街が与えてくれる仕事でご飯を食べる~
NYに住むセッションドラマー、サイドマンとして生活していくのであれば、
TV Show、Recording session, Broad-way, Club, Teaching at Music school
といった仕事で生計を立てていく生き方。 - out-town guyとしての生き方 ~NYを拠点に自身の音楽活動で生計を立てる~
NYを拠点として、ライブツアーを行ったり、セッションワークを中心に活動して生計を立てていく方法。ただし、セッションワークは、当日に声が掛かりすぐ対応する必要があることが普通らしい。
JoJo Mayerの生き方は、"out-town guy"に属する。
・自身のバンド活動を行って生計を立てている点
・旅行好きであること(音楽活動で色々な国、州に行く必要がある)
・ただし、この生き方をすると家族を持つことは難しい
ミュージシャンになるには、音楽市場,音楽学校の現状を理解することも大事
JoJo Mayerはインタビューの中で、ミュージシャンを目指す若者に対するアドバイスとしていくつかコメントをしている。
- 楽器を演奏できるようになるだけでなく、音楽市場(現場)の状態を注意深く観察して、それに対応できるように何をする必要があるか考えて行動すること
- 最初からサイドマンになることを目的としてミュージシャンを目指すのではなく、まず自分の好きな音楽を演奏することにフォーカスすること
また、学校教育(音楽学校に限らず)についても、意見を述べている。
- 教育は知識を得るための、方法のひとつ
- 学校教育の内容は、卒業時には陳腐化して役に立たないことのが多い
(市場の変化に着いていくためには、習うのではなく独学が大事)
まとめ
音楽業界に限らず、どの業界でも同じ話・結論にたどり着くと思うんだが、JoJo Mayerが言いたいことは、下記の2つだと思う。
一つ目は、市場の変化のスピードが従来より速くなっているから、学校教育で習うようなことは、すぐに陳腐化して価値がなくなってしまう現状を理解したうえで、変化に対応するためには、”現場に積極的に飛び込み、独学で必要な知識・スキルを身につける努力をしなさい”ってこと。
次は、オリジナリティ・独創性の話だ。他人と同じような音楽を聴いて、演奏して、それを仕事にするだけでは、何も生まれないし、厳しい競争に晒され続けることになるので、”まず、自分が本当に好きな音楽を演奏することで、オリジナリティを発見することが大切”ってことだろう。